熊本県の馬刺しの流通の流れ

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 私たちが普段食べている馬刺しは、どこからどのような人の手が加わり手元に届くのか、弊社を一例としてご紹介していきます!大まかな流れとしては下のようになっています。
 
【カナダ】―飼育―空輸―【契約牧場】―肥育―【熊本食肉センター】―【加工場】―加工―出荷―【お客様】
 
馬の草原 

▼【カナダ】馬の産地について

   本場の熊本でも、カナダで生まれ熊本県で2年ほど肥育した馬(カナダ産国内肥育)を取り扱っている業者がほとんどです。熊本県は全国トップクラスの馬の生産地ですが、熊本生まれの馬は年間でも100頭ほどしか生産されず、品質、生産量ともに安定していないんです。日本人が経営するカナダの広大な牧場で生産した馬を熊本県で肥育する体制となっています。

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▼【契約牧場】契約牧場で大切に育てている

   馬は元来、非常に頭がよく、デリケートな動物です。一頭一頭体調を見極め、餌の配分や水分の調整等、こだわりをぬいて肥育しています。全ての馬に対し、わが子を育てるように愛情を込めて肥育しています。

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▼【肥育】高品質の秘訣は穀物飼料

   熊本が馬刺しの本場といわれる理由の一つが、馬の肥育技術の高さです。馬の飼料にもこだわりがあります。与える飼料は麦やとうもろこしなどの穀物中心。そうすることによってやわらかくて霜降りな肉質となり、旨味と甘みが増します。

▼【食肉センター】安心を約束する検査体制

   一定の加工基準を満たした「生食用の馬肉を出荷できると蓄場」は全国にわずかしかありません。保健所職員立会のもと検査が行なわれ、厳しい条件をクリアしたものだけが市場に出回ります。
 
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▼【加工場】安全性の証 HACCP対応

   食の安全性を考慮し、加工に使用する包丁やまな板などは定期的に加熱殺菌を施すなど、徹底した衛生管理を心がけています。加工施設は国際的な安全管理システムHACCP に対応しています。自主衛生検査はもちろん外部研究所にも検査を行なってもらっています。

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▼【加工】使いやすい“小分けパック”

   いつでもさばきたての美味しさを楽しめるよう、1パックおよそ50gと、ちょうど一人前の田部切りサイズでご提供しています。飲食店のメニューとしてご注文されているお客様にも、廃棄ロスがなく使いやすいと喜ばれています。

 このように、たくさんの方の愛情や徹底した管理があって私たちの元に安心・安全な馬刺しが届けられています。今まで、馬刺しがどうやって届けられていたのかわからなかった方や、安心安全な食べ物なのか不安だった方が少しでも馬刺しに興味を持っていただけたらと思っています。熊本に来た際にはぜひ馬刺しを味わっていただきたいですし、弊社を利用していただいても、本場熊本のさばきたてをお届けいたします。

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