馬肉の生産量は少ない長野県
「長寿日本一」の秘密は馬肉にある!?
2013年厚生労働省は、長野県が男女ともに長寿日本一であることを発表し、その秘訣には、「馬肉」を食べる文化に関係するとか…。
「馬肉」といえば、有名なのは熊本です。馬肉生産量も熊本が第一位で、国内生産のおよそ45%を占めていて、生産量第五位の長野県はたったの4%。馬肉のイメージはあまり強くないものの、なんと消費量は熊本についでの2位。熊本ではお土産に買う消費も多いので実際に食べる量としては長野の方が多い可能性もあります。
そして熊本も男女ともに平均寿命は第四位という結果から、馬刺しが関係していないとはいいきれません。他にも県を上げての減塩運動や他見に比べて野菜の摂取量が多いことも長寿の秘訣だといわれています。
馬肉の持つチカラとは!?
馬肉のカロリーは牛肉の3分の1、豚肉の半分で、脂肪分も他の肉に比べても8分の1程度に過ぎず、人間のエネルギー源の一つであるグリコーゲンは牛肉の3倍も含まれています。
鉄分、ビタミン、カルシウム等も必須アミノさんも多く含んでいて優れた健康食品で、成人病や脳卒中などの予防効果もあるといわれています。
健康長寿を目指す人、カロリーが低いのでダイエットをしている方など、普段の料理に馬肉を取り入れてみてはいかがでしょうか?
▼沖縄を抜いて平均寿命NO.1に上り詰めた具体的プロジェクトとは
長野県がまず取り掛かったのは「減塩運動」。「味噌汁は一日一杯」や「ラーメンの汁は半分残す」といった具体的な減塩食生活を県民に意識させることでその実現に成功しました。
同時に、「食生活改善推進員」の活動にも注力し、厚生労働省の指定する研修を終えた「食生活改善推進員」が各家庭をまわり、減塩指導をスタートさせました。
このような様々な地道な取り組みを行い、「脳卒中での死亡率がワースト1の県」から「日本一の長寿県」へと上りつめたのでした。
今でも、「健康長寿世界一の信州」をスローガンに掲げ様々な取り組みを計画しています。