馬刺しを取り扱う調理担当者の意識を向上させよう
▼調理担当者の意識を向上させること
衛生管理についても、現場のスタッフがどれだけ高い意識を持つかどうかが大きなカギになります。
手洗いの徹底を始めとした衛生管理マニュアルをどれだけ守れるかが大事になってきます。
「菌がたまりやすい指輪や時計を外す」といった身なりのルールをどれだけ守れるか。
マニュアルやルールを作ることはもちろん必要ですが、より大事なのはそれを確実に実践することです。
▼マニュアルを確実に実践するためには?
食中毒菌の知識をスタッフ全員でしっかりと認識する事、マニュアルやルールを厳守するためのチェック体制を整備する事が重要になってきます。
それと同時に、馬肉の魅力をスタッフにもしっかりと伝える事が大切になります。
安全で美味しい馬肉の魅力を共有する事が、「馬肉の衛生管理」の向上にもつながるはずです。
▼ホール担当者も意識を高く持つこと
衛生管理は食材を取り扱う厨房担当者だけが意識すればいいものではありません。
ホール担当者であっても、料理を提供する前など、適切なタイミング・頻度で手洗いを行い衛生的な身だしなみを保ちお客様に料理を提供することが大切になってきます。
安心・安全な料理、そして笑顔でのおもてなしまで気を抜かないことを店舗責任者と共有して実践させていく事が大切です。
▼手洗い設備環境は整っていますか?
手洗いは直中毒事故をふせぐための基本事項です。手洗いを正しく行なうだけで防ぐ事ができたはずの事故も多くあります。
徹底させるためには、手洗い設備環境をしっかり整えると同時に、現場に最適な洗浄剤・消毒剤を用意すること、そして継続した教育を通じて従業員様にプロの手洗いを実践することの大切さを意識させ続ける事です。
特に、日常的な手洗いと、プロとして飲食店で行なう手洗いはまったく「別モノ」であることを全従業員に浸透させ、徹底して行なうようにしていきましょう。