馬の生産量ランキング…2位は福島。1位は?
最近では、スーパーなどでも冷凍で購入しやすくなった馬肉。
安価な海外産の馬肉も多く見かけますが、日本の中では、何県が最も生産量が多いのでしょうか?
今回は、今回は日本の馬肉の生産量を調べてみました。
食用馬、日本の産地は九州・東北が中心
馬のと蓄頭数と枝肉生産量(2011)
熊本 | 5,273頭(2,154t) |
福島 | 2197頭(896t) |
青森 | 1212頭(494t) |
福岡 | 992頭(405t) |
長野 | 512頭(209t) |
その他の 都道府県の合計 | 1,738頭(709t) |
全国合計 | 11,924頭(4,868t) |
上の表を見ていただくとわかるのですが、全国の9割近い馬肉が、九州と東北で生産されています。
九州ではダントツ1位の熊本だけではなく、福岡が上位5位に入っています。
東北では福島だけではなく、3位の青森と、そして7位に秋田、8位に山形、9位に北海道でも生産されています。日本における馬肉の産地は、九州・東北が中心であると認識しておいていいということになります。
食用の馬の生産量1位は熊本!
馬刺しといえば熊本といわれる通り、生産量・消費量ともに日本一を誇っています。
生産量2位の福島と比べても、その差は歴然。
熊本が馬肉王国といっても過言ではない事がわかると思います。
熊本県内には馬刺しや馬肉の専門店があるほか、スーパーなどでも牛肉や豚肉と一緒に並んでいて、馬刺しをはじめとした馬肉が売られています。
お祝い事などではもちろんのこと、何気ない日常の中でも好んで食べられる県民に愛される郷土料理の一つに馬刺しは確立されています。
生産量だけじゃない!消費量も日本一!!
生産量で第二位の福島県と差が歴然でしたが、馬肉消費量も熊本が日本一です。
観光などで熊本に訪れた方は、「熊本に来たら、やっぱり馬刺しは食べたい」と思われる方が多いです。
熊本では、馬肉料理の専門店ではない居酒屋などでも、馬刺しが通常のメニューとして定常されます。
熊本県民も、日常的に馬刺しや馬肉料理を好んで食べます。
家庭でも、肉じゃがやしゃぶしゃぶなど牛肉や豚肉ではなく馬肉で食べる家庭もあり、馬肉の食文化が浸透しています。