馬肉生産量で全国2位の福島県
▼熊本に次ぐ馬肉の生産量2位の福島県
”馬肉王国”熊本の陰に隠れがちですが、実は福島は馬肉の生産量全国2位の県。
会津若松や喜多方などの“会津”地方において盛んで、馬肉において「西の熊本、東の会津」とも呼ばれています。
会津の町を歩くと「馬刺し」と書いた看板がよく目に付きます。
人口1万7000人の会津坂下町は馬肉を扱うスーパー・精肉店が12軒、飲食店が約20軒ある、さながら「馬肉の街」です。
▼会津の馬肉の特徴とは?
熊本と会津。両者が対照的なのが、熊本はサシの入った“霜降り”の馬肉文化に対し、会津は脂身の少ない“赤身”の文化。
これは、熊本が重種馬を用いるのに対して、会津は国産の軽種馬を主流としているからです。
同じ馬肉でも嗜好は大きく異なっています!とろける旨さは格別の熊本の馬刺しと、あっさりした美味しさが格別の会津の馬刺し。ぜひ食べ比べてみてくださいね!
▼NHK大河ドラマ「八重の桜」の舞台にもなり注目!
福島県会津出身で、同志社を創設した新島襄の妻となった八重の生涯を描いた作品「八重の桜」。
福島県会津地方が舞台となり一気に注目を浴びましたが、実は、八重の桜が会津を舞台にした大河ドラマとして初めてではないんです。
1980年の「獅子の時代」でも会津戦争を舞台にした物語で、今回が二度目となる会津戦争の物語です。
主演に綾瀬はるかさん、他にも西島秀俊さん、長谷川博己さん、オダギリジョーさんなどが起用されていて、豪華キャストということでも話題となりました。
▼「八重」も見ていた鶴ヶ城
会津若松市でもっとも有名で多くの観光客を運ぶ「鶴ヶ城」。
難攻不落の名城とうたわれたが、幕末の戊辰戦争では新政府軍の猛攻に遭ったが、一ヶ月に及ぶ激しい攻防戦に耐えた名城として、その名を天下に知らしめました。
明治7年に取り壊されましたが、昭和40年に再建され、平成23年には、戊辰戦争当時の赤瓦に替えられ、八重も見ていたとする当時の名城が蘇ることとなりました。